【書くわけではありません】

※次回作の超嘘予告です
 
 
 
「今更になって、思うの。私は穂乃果たちがやってくれた以上のものを返して、残して。去って行けるのか、って」
 
 思えばそれは、運命だったのかもしれない。
 もうすぐやってくる、別れ。──わかっていても心に去来する、寂寞と不安。
  
 たとえ明るく散っていくことを決めていても。どうしようもなく、少女たちの内にそれらは生まれてしまう。

 仕方のない、ことなのだ。
 
「理事長室に……呼び出し?μ's全員……?」
「でも、みんなもう帰っちゃったわよ? 穂乃果たち二年生も、一年の三人も」
  
 そして運命は同時に、『渡りに船』というやつでもあったのだ、きっと。
  
  
「はじめまして。私は──……」
  
 出会いと交差とは、突然にやってくる。
 また。……誘いも。
  
「私たちは、スクールアイドルという新しい形態のアイドルに、大いに興味を持っています」
  
 ──それは。
  
 それは、ふたつの光の交わり。
 九人の女神と──そして。
  
 十三の、煌めく星たちとの出会い。
  
「あ……嘘……でしょ……!? あ、あ、天海──天海、春香──!? なんでこんなとこに、超売れっ子アイドルがいるわけ!?」
  
『トップアイドル』と『スクールアイドル』たちは、手と手をとりあい、ひとつの目標に向かい立つ。
  
「案外、やるじゃない。デビュー当時のウチのみんなより、よっぽどレッスン、動けてたわよ?」
「……全然それ、褒め言葉になってないわよ」
  
 時にはぶつかり、時には戸惑い。
  
「ほんとうに、不思議な感じ。テレビの中の芸能人が、すぐ隣で練習してるんだもん」
  
 時には、羨望の眼差しを向けながら。
  
「実を言うと、少し羨ましかったし、どんな子たちか会ってみたかったんだよね。『スクールアイドル』っていう、活動してる子たちに」
「菊地さん……」
「ボクたちは、どうしてもお仕事だから──そっちを優先させなきゃいけないことも多いし、ね」
  
 同じ、ひとつのステージに立つのだ。
 それは少女たちに訪れた新たな『CHANGE』。
 生まれた、ひとつの──僕たちの『奇跡』。
  
 少女たちの生きる今の中で、少女たちが最高であるために。
 
 
 IDOLM@STER × ラブライブ! クロスオーバーSS
 
 〜奇跡の輝きを、いっしょに!〜        
 
 
 ──pixiv上にて近日連載予定……?
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえずまどマギss書き終わって気力があったら書く方向で(爆