天丼がまずかった。

 
というよりも入ってた魚天が。
穴子?きす?と思って口に入れた瞬間広がる骨っぽさと生臭さ。
 
どうやら鰯だったみたいですorz
小さい頃小骨が喉に刺さったトラウマで今でも小骨だらけの魚が苦手な私。
ていうか鰯天って天丼にあんまり載ってないイメージがあるような。
 
にしてもあんなに生臭かったかなあ?
 
もっとも自分はポーションを普通にうまいと思ってる人間なんで味覚的にどこかおかしいのかもしれませんが。
 
どーでもいいですね。はい。
 
カテゴリーに新しく「ssまとめ」を設置しました。
一気に読まれる方はそちらからのほうが読みやすいと思われます。
 
以下、Web拍手レスです。
 
>stsなのユー成分出てきました、もっと抽出されることを望みますっ(力説
ドモホルンリンクルのコラーゲンのようにじっくり抽出していってるのですよ、きっと。
 
>カルピスの原液のようなただただ甘いだけのなのユー話が読みたいです・・・。
カルピス原液って濃いせいか酸味けっこうきつくないですか?割ったほうが甘い気が。
 
>最終話すごく楽しみです。後私はエリキャロに1票。
把握しました。エリキャロつええなあ。
 
>ここでリボンとは、フリードやるなぁ。
フリスビードッグの要領でとってきちゃいました。
 
StS第8話、なのはにユーノを任せて立ち去るフェイト
>『あの二人はお似合いだから…』そんなフェイト→ユーノに見えてしまった私はもうダメだ…

それもまた一興。横恋慕なフェイトがこれまたなかなか。
 
 
と、はい。
新作仮予告、第二段でございます。
今回はティアナ話の予告をば。頑張れティアナ、おっちゃんは好きだ。
 
↓↓↓↓
 
 
 
 
 
 
(仮予告編・その2)
 
 
“旅の途中”
 
 
──近付いてくるのは、夢へと向かうための審判の日。
 
「……うん、いい感じ。これなら来年の試験までには受験資格の基準値までいけそうね」
 
成長しているのだろうか。
前へと進んでいるのだろうか。
考えれば疑問は尽きず、だがそれでも実際、道は一歩ずつ縮み続けている。
 
かつては、亡き兄のため。
今は純粋に自分自身の追い求める、ひとつの目標に向かい。
 
「あっちには私から話は通しておくから。この時期に予め経験を積んでおくのも悪いことじゃないと思う」
 
その夢は、執務官といった。
 
 
*   *   *
 
 
「古代遺物管理部、機動六課所属。ティアナ・ランスター二等陸士です。これより三週間、研修のためクラウディアへ出向となります」
 
上司の兄だという青年は、彼女の敬礼に鷹揚に頷いた。
口元に微笑を浮かべながらもその眼光は鋭く。
歴戦たる若き提督の立場、実績を否応なしに少女の瞳に伝える。
 
飲まれるな。飲まれてはいけない。
器を。実力を推し量られていることを自覚する彼女は、自身へと言い聞かせる。
 
これは信頼する上司たちが与えてくれた、またとない機会。
けっして無駄にはできない。
得るもの与えられるもの全てを吸収する、そのくらいの覚悟で臨まねば。
 
「ここは……?」
「妹が使っていた部屋だ。とはいってもこの艦にいたのはごく僅かの間だったが。なにしろついこの間就航したばかりだからな」
 
緊張と重圧に気負う少女と裏腹に、雲の上の存在とも呼べる青年は、自ら彼女を案内する。
不自然に、怪訝に思われるのも重々承知の上で。
 
当たり前だ。立場も実力も違いすぎる。道端の石ころほどの存在でしかない自分に気を配る青年が彼女は、不思議でならない。
彼から渡された鉛色のストレージを手に、ティアナは問わずにはおられない。
 
「どうしてクロノ提督はそんなに、私なんかによくして下さるんですか?」
「妹の……それに友人の教え子で部下だから、というのでは不服かい?」
 
そして彼女は、出会う。
自分が知る上司以外の、心優しき黄金の閃光とは些かに趣を異にするもうひとりの「執務官」という存在に。
 
『なかなか面白い子でしょ?』
 
モニターの向こうで報告を受けた相手は、そのように無邪気に笑った。
 
無論、よくしてもらえるばかりが、研修ではない。
ましてあちこちを飛び回る航行部隊、なればこそ。
 
『センターガード1、何してる!!遅れてるぞっ!!」
「はいっ!!すいません!!」
 
たった三週間。されど、三週間。
全く新しい、経験のない慣れぬ環境というものは誰にとっても厳しいもので。
たった一人「余所者」、その意識が深く、彼女の心を抉っていく。
 
『ティア?』
「スバル……ごめん。今だけ……弱音言わせて」
 
それでもやれるのは、夢に一歩でも近付きたいから。
 
送り出してくれた上司や仲間たちの期待に、応えたいから。
ランスターの姓に、誇りを持っているから。
 
自分は、自分ひとりのためのものではない。
その自覚を彼女は忘れず持っている。
 
だから、頑張れる。
 
「これが最後!!行くわよ!!クロスミラージュ!!」
『all right』
 
銃口の先に、皆の待つその場所を思い描いて。
 
その向こうにはきっと、自分の目指す夢もきっとある。
 
「びしっと終わらせて……胸張って帰る!!六課に!!」
 
迸る光の弾丸に、撃ち抜けぬものなどありはしない。
その一射が届かぬ場所など、けっして。
 
*   *   *
 
……で。
 
ヴィータちゃん、V終わっちゃいましたよー?」
「いーんだよ、真面目に説明したってつまんねーだけだろ」
 
機動六課隊舎・隊員食堂野外テラス。
本日の前説を任された(はずの)二人の少女が、言い合っている。
 
「それでも任された以上はきちんとやらないとー」
 
口を尖らせるリイン。
そんな妹分をいなすように、毛筋ほども痛くも痒くもない様子でヴィータはテーブル上のチョコレートパフェをぱくつく。
 
「ちゃんと聞いてくださいってばぁっ!!」
「きーてる。ちゃんと聞いてるって。んむっ……」
 
わかった、わかった。
詰め寄るリインを左手で制止し、ようやくスプーンを置く。
 
「いいか?要するにだ」
 
口調と、表情は真面目に。
しかし内実、話の内容はといえば。
 
「予告そのものと前説後説じゃ、需要の内容が違うんだよ」
「……はい?」
「だからなんつーかさ、予告が真面目なのにおまけのあたしたちまで堅苦しいこと言ってどーする?ってこと」
 
──まあ、言いたいことはなんとなくわかるような気もするけれど。
 
釈然としないのはやはり言い終わるなり、再びアイスを彼女が貪りはじめたせいだろうか。
 
「大体、ライバルがエリオとキャロの話、それにあたしらの話だろ。どーせ選ばれ」
「ストップ。それ以上は色々危険です、ヴィータちゃん」
 
いいじゃないか、別に。
よかないよ。
 
言葉に出さずとも視線だけで意思疎通ができるのが、家族であるが故の(ダメな)絆。
 
なげやりな表情のまま、ヴィータはパフェの底の最後のアイスを、頬張った。
 
(おわり)……その3に続く
 
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