反省点と。
明日にはもう東京に向かうので告知と前回更新したものの反省点などを(後者は「続きを読む」から)。
五月五日のコミティア、うちは
スペース し07b
サークル R-640
でお待ちしています。
新刊はFearless hawk のケインさんとの合同誌
『sea and dust/色彩』。
価格は無料頒布ですので、気が向いたら手にとってやってください。
部数は二十部。いやね、思ったより印刷費用おさえられたのと、収録作品が電撃一次通過どまりの二次審査落ち(俺)と未完成作品(ケインさん)という仕様で金とるのもどうよ?と感じたもので。
そんなかんじで当日、よろしくおねがいしますー。
んだば↓から、前回更新にて完結した一次創作についての反省点などをば。
とってもきもいこと言ってる気がするので駄目な人バックバック。
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〜『Pulcherrima 〜妹と、異星人と〜』についての反省点〜
正直、反省するところばかりの作品だったわけですが、この作品、めずらしく640としては、キャラ先行で出来た話だったりします。本当に、キャラの設定だけでスタートをきって走り始めた作品。
普段、自分こういうやりかた絶対にやらないんです。どちらかというと書きたい話ありきで、そこにどういった形で登場人物(キャラクターでなく、あくまで登場「人物」を目指しつつ)を動かしていけば矛盾や違和感を少なくすることができるだろう、まとまった話を書けるだろう、というやりかたなので。勢いだけでつっぱしるということは基本的にやりたくないんです。
ただよくよく考えたらラノベがあくまで「キャラクター小説」であるとするならばそれ目指す身としてどうよ? というやり方でもあるわけで。その意味で、「アニメキャラ的であることをより求められるであろう」レーベルであるメガミ文庫に投稿するにあたりレイヤとリッカの「ウルトラマン的ヒロインになりそこねた二人組」をつくったわけですが。
はっきり、序盤はともかく中盤以降はそのやりかたが自分にはまるきりあわないものだと再認識されるばかりでした(汗
俺(今できてるできてないは別にして)、「キャラ」は書きたくない、「人間」書きたい、といいますか。
当初予定していたクライマックスも、二通り考えていた内のより「ラノベらしいもの」にした結果なんだかしっくりこないキャラが登場したり(カーネルさんね)、展開も好みとはほど遠くありきたりで納得いかなかったりで。
ちなみにもう一通りのパターンの場合には、事故現場を二人で訪れるあたりから分岐して、幻覚を見るところまでは同じ。ただしその原因がハンターであって、死んだおねーちゃんとの対話に終始する形だったんです。
自分に水の合わない、自分らしくないことはするもんじゃないなぁと深く思い知らされました、はい。
とかいいつつ三月に投稿した某賞向けの作品はより「キャラクターもの」に方向を向けたおかげで書いている最中からむしろ「これおれの作品違う」「俺の文じゃない」状態だったんですけども。元々、一般小説>>>>ラノベの比率だしなぁ、読む割合。
まあ、この作品がメガミで見向きもされなかったのは当然かなぁ、と思います。そんなちぐはぐな状態で上梓したわけですから。
いい悪いは別にして、自分には「キャラクターキャラクターキャラクター」な物語を、つまり「キャラクター小説」としてのラノベは無理のようです、はい(汗
あくまで小説の一ジャンルとしての「ラノベ」、分類がラノベだろうとそれは小説というスタートからでないと厳しいなあ、と。頭かたいなあ、俺(いやほんと
とまあ、こんなかんじで俺目指す方向これでいいの?などといった問題点が浮き彫りになりまくった作品であったわけでして。そんなものよく恥ずかしげもなくみせられるなお前、というつっこみも重々承知しつつ、少しでも読んだ方々に楽しんでいただけたなら幸いです。